テレビは本当に捨てるべきか(後編)
前回はテレビを捨てるべきかの前にテレビの特徴、もっと言うとテレビを観ることの影響について整理した。
今回はテレビというテレビモニターとしての使い方について整理したい。
最近のテレビモニターは4K、HDRに対応しており非常に写りが綺麗だ。
単純にモニターとして使用するならテレビモニターではなく液晶モニターという選択肢もある。
ゲームの出力やPCの外部出力、Blueray用のモニターとしての目的なら液晶モニターでもよいだろう。
ただ、購入する前に一度量販店で実物を見比べた方がよい。
液晶モニターとテレビモニターで映像を写して比べてみると、テレビモニターの方が綺麗に感じると思う。
これは、液晶モニターの方はPCの外部出力としての用途にも対応するため、PCの文字を表示する必要があるからだ。
文字を見やすく表示するためには、モニターのドットが明確に分かれている必要がある。
一方、映像はドットが分かれていると綺麗に見えない。
結果的にドットの形が違う作りになっている。
このため映像だけ表示する目的ならテレビモニターの方が適していると言える。
更に大型のモニターが欲しい場合、液晶モニターはまだニーズが少ない一方、テレビモニターは充分なニーズがあり、その分数の論理が働きやすく安価に手に入れやすい。
実際、テレビモニターの一世代前の型落ち品などは価格の落ち方が大きく求めやすい。
テレビ番組は見ないけど、NetflixやAmazon Prime ビデオ、Huluなどは見るという場合、PCの画面で見るより大画面テレビモニターに繋げて見た方が断然見やすい。
こういった場合、テレビにFire TVやChromecastを取り付ければ、僅かな追加投資でネットの動画コンテンツが大画面テレビで見られるようになるので、満足度が高い。
また、最近のテレビに関しては、テレビ単独でネット動画コンテンツの視聴ができることが当たり前になってきている。
むしろテレビを触っているというより、中にはandroid OSを元にしたテレビ用のOSを利用している例があるように、機能が制限されたスマホを触っている感覚に近い。
例えば、LGテレビは別売りのスマートリモコンの使い勝手がすばらしく、リモコンを振り回すとテレビモニター上のアイコンが非常にスムーズに遅延なく動くため、操作上のストレスがない。
また、リモコンにマイクが内蔵されており、話しかけると音声認識してくれる。
この制度もかなり高いので、検索する際に非常に便利。
前時代的なテレビモニターはもう触る気になれない。
まとめ
テレビ番組はもうほとんど見ない方でも最近の大型テレビに関しては、ネットコンテンツのモニター、特に動画コンテンツのモニターとしては非常に優れているので、お勧め。
逆に、通常のPCの外部モニターとして使用すると文字が滲んで使いにくいかもしれない。
この辺りはどちらがメインの使い方なのか、考えながら選択して欲しい。