トレーニングベルト

ウェイトトレーニングを続けているとトレーニング用のベルトをウェイトに着けている人を見かけるだろう。
よく相談されるのだが、腰痛予防が目的だと思って買っている人がいるが、それだけだと本来的な目的から外れだり、目的に沿ったものを買えなかったりするので、トレーニングベルトについて紹介してみたい。

トレーニングベルトをする目的

まず、トレーニングベルトの第一の目的は腹圧の強化。
特に腹圧が必要になるデットリフトやスクワットなどで、トレーニングベルトをつけると有効だ。
これはベルトによって腹圧か高まり、より高重量を扱えるようになる。
少なくとも10%くらいは普段より重い重量が上がる。
これによってより筋肉に負荷がかかり効果的なトレーニングができる。

次に腰の保護。
こちらは副次的な効果になるが、ベルトで締め付けておけば簡単に腹圧がかかるので、ダンベルを拾い上げるときなどのちょっとした動作が楽にできるようになったり、ロープーリーなんかのある程度背筋で姿勢保持する必要がある種目も腰への負担が減るだろう。

 

トレーニングベルトの種類

背中側が太くてお腹側が細いタイプ。一番よく見かけるタイプだろう。

これは、腹圧の強化とともに背中の保護も狙ったタイプで、お腹側が細いので動きやすいメリットがある反面腹圧のかかり具合は弱くなる。

トレーニング中はつけっぱなしにすることもできる。

 

お腹側も背中側も同じ幅で一定のタイプ。

こちらは腹圧の強化を狙っていて、あまり背中の保護のことは目的とされていない。

また、お腹側も幅があるので腹圧はかなりしっかり入るのだが、その分動きにくい。

基本的にはBIG3専用と思ってもらえればいい。

使い方としては1セット終わるたびに外すことになる。

 

また、この幅が一定のタイプの中にはレバーアクションで締めたり外したりが簡単にできるタイプもある。

これは、1セットごとに外すため、頻繁に取り外しすることを想定しているからだ。

もちろんこのタイプも基本的にはBIG3専用と考えていい。 

 

生地が革ではなくナイロンをベースとして、ベルクロで止めるタイプ。

こちらは軽いし、小さく折りたたむことも可能なので、持ち運びが楽なのがメリット。

ベルクロで止めるため、締め付けをあまり強くできず、腹圧が革製品ほど入らない。

また、背中側の幅が広くなっているので、背中のサポートも目的とされているが、こちらも革ほどのサポート力はない。

体感であるが、革製品の7割程度のサポート力といったところだろう。

ただ、ガチガチにサポートできないぶん動きやすいというメリットもあり、トレーニング中つけっぱなしにする、という使い方には適している。

革製品だときつく締められるぶん苦しいので、つけっぱなしで使うのはなかなか苦しい。 

 

まとめ

4タイプのトレーニングベルトを紹介してみたので、目的に合わせて最適なタイプを選択し、よいトレーニングライフの一助として欲しい。